付け爪などを爪につけっぱなしにし、お手入れをせずにいると、付け爪と自爪の間に水分や菌が入ることでできる爪の水虫、爪白癬・カビや爪の水虫の治療法を解説。
爪の水虫
爪の水虫ってご存知でしょうか?
爪水虫とも、爪白癬(つめはくせん)・爪のカビとも言います。
爪水虫とは、普通の水虫と同じように白癬菌と呼ばれる菌が、爪の中に入ってくることで起こる爪の病気の一種です。爪の水虫が発症する部位の多くは、足の親指の爪に多く発生します。
爪の症状は様々ですが、爪が白く濁ったり、変形したり、徐々にポロポロと欠けてきたりすることが特徴です。
爪の水虫は、カビが爪に発生しただけではほとんど自覚症状がありません。ただ、カビの症状が進むと爪がもろくなります。靴下や靴を履くときなどに、痛みを感じる場合があります。このように痛みを伴い状態の場合、爪の水虫はかなり進行している状態と言えます。
爪の水虫は、カビが進行し症状が悪化すると、なかなか治り難いため、爪にカビが発生しないように予防することが大切になります。最近では付け爪により、爪の手入れを毎日しない方も増えているため、付け爪部分にカビが侵食し、爪にカビが発症する方が増えているのが現状です。
爪のカビを予防することは、それほど大変なことではありません。日常の生活の中で少し気をつければできることばかりです。主な予防方法は以下のような方法になります。
1.水虫が移るような場所に行かないようにすること。
⇒水虫の原因菌である白癬菌の保菌者が残していった菌がつかないように、履物の共用を避けたほうが無難です。
2.清潔さを保つこと。
⇒足の指は、毎日石鹸で洗って汚れを落とすようにした方が良いです。特に指の間はしっかりと洗って汚れが残らないように気をつけましょう。そして、きれいに洗っても水分が残るとじめじめとして菌の発生しやすい環境を作ってしまいます。きちんと乾燥させることを忘れないよう心がけましょう。付け爪をしている方は十分に気をつけてください。
爪の水虫薬 抗真菌剤
水虫の薬といえば、すぐに頭に思い浮かぶのが塗り薬だと思います。
テレビのコマーシャルなどの影響で、塗り薬や、スプレーなどが水虫の薬だと思っている人も多いと思います。
一般的に、足の水虫はスプレーや塗り薬といった外用薬を用いて治療することが多いですが、爪は硬い組織であるため、外用薬ではどうしても爪の内部まで薬が浸透せずに、効果がほとんど出にくいことがあります。
そのため、爪水虫の場合には、抗真菌剤の飲み薬が処方されます。抗真菌剤を内服することで、成分が胃腸から吸収されて皮膚や爪に運ばれます。爪の水虫の飲み薬としては、1997年にテルビナフィンという薬が、1999年にはイトラコナゾールという薬が爪水虫に使用することが可能となり、その治療法にも大きな変化が出てきました。
テルビナフィンやイトラコナゾールの特徴
テルビナフィンやイトラコナゾールは1日1回の内服で効果があります。以前から使用されてきた爪水虫のグリセオフルビンとは異なり、テルビナフィンやイトラコナゾールには以下の特徴があります。
テルビナフィンやイトラコナゾールの特徴。
1.白癬菌の殺菌作用がある。
2.人間のケラチンと結合しやすい。
テルビナフィンやイトラコナゾールはケラチンと結合しやすいため、皮膚の角質層や爪の内部に浸透することができ、一旦爪の内部に入り込むと長期間そこに留まることで、爪のカビの治療にも効果が持続することになります。
また、イトラコナゾールは薬の内服を止めてからも白癬菌に対する効果が持続するため、爪水虫の治療期間を大幅に短縮するが可能となりました。これらの爪水虫の薬を服用して1~2ヶ月することで、薬の効果が目に見えてわかりますので、内服を途中でやめたりせずに1,2ヶ月間はじっくりと爪水虫と向き合うことが大切となります。
ちなみに、爪の水虫を治療するための飲み薬は、一般の薬局薬店では売られていません。水虫の専門医である皮膚科を受診して、処方してもらうことになります。時間のない方も、治療のために1度は皮膚科を受診して下さい。爪の水虫は治療が遅れると、他の病気と同じくますます治りにくくしますので、早めの治療をお勧めします。